浅原須美(あさはら・すみ)
フリーライター。東京生まれ。山梨県立甲府南高校、横浜市立大学文理学部文科卒業。出版社勤務後、フリーランスで書籍・雑誌等の取材執筆・編集業務を行う。平成4年に発行した日本料理店情報誌『いろどり』の編集・取材執筆を通して、それまでまったく無縁だった芸者の世界を知り、興味を持ち始める。以来、平成6年から全国約50か所の花柳界に足を運び、芸者衆や花街関係者から直接話を聞き、執筆、講義、講演等の場で発表。2009年、第38回三菱財団人文科学研究助成を受け、戦前の花柳界を知る各地の現役芸者を研究取材(慶応大学文学部教授らとの共同研究)。
著書に『花柳界入門 夫婦で行く花街』(小学館1998)、『お座敷遊び 浅草花街・芸者の粋をどう愉しむか』(光文社新書 2003)、『東京六花街 芸者さんに教わる和のこころ』(ダイヤモンド・ビッグ社 2007)。『芸者衆に花束を。八王子花柳界、復活』(風声舎 2017)
花柳界関係以外では、月刊誌『家庭画報』(世界文化社)で20年以上、医療ページを中心に連載記事を担当。また東京バレエ団芸術監督に就任するバレリーナ齋藤友佳理さんの激動の半生記『ユカリューシャ』(世界文化社。後に文春文庫化)の構成を担当、など。その他、人物取材を中心に、幅広く執筆活動を行っている。