●10月29日 釜石市民ホールTETTOにて。名取裕子さん主演、八王子芸者衆も出演
東日本大震災の被災者で釜石最後の芸者・艶子さんと八王子芸者衆との交流を、私はその後5年間にわたり見続けて、HPでも発信してきた。詳しくはこちら
その、艶子さんの生涯が10月29日(日)釜石市民ホールTETTOで公演されることになった。主演の名取裕子さんが艶子さんを演じ、5人の八王子の芸者衆も登場する。今回、この件を書いた記事が共同通信から配信された。https://www.47news.jp/9975302.html
公演の問い合わせ先/釜石市民ホール 電話0193-22-2266 https://tetto-kamaishi.jp/
*当日会場で、艶子さんと八王子芸者衆の交流を描いた章を含む『芸者衆に花束を。八王子花柳界、復活』(風声舎)も販売予定。

続きを読む <岩手・釜石>10月29日、名取裕子さん主演で釜石最後の芸者「艶子姐さん」公演。共同通信より記事配信されました →
釜石最後の芸者と八王子芸妓との縁をヒントに作られたドイツ映画。一日限りの特別上映会、ついに決定。


https://yukinoe-event.peatix.com/
●映画『フクシマ・モナムール』特別上映会・スペシャルトーク (立川シネマシティ)
10月28日(日)15時~、18時~ の2回上映
東日本大震災被災者で釜石最後の芸者・艶子さんと、八王子芸妓めぐみさんのつながりをヒントに、ドイツ人監督が描いた『フクシマ・モナムール』の、1日限りの特別上映会です。
桃井かおりさん出演。八王子芸妓のめぐみさん、菜乃佳さん、くるみさんも出演しています。
釜石にも同行し、二人の関係を間近で見続けて来た浅原と、めぐみさんのスペシャルトークも一緒にお楽しみください。
詳細、申し込みはこちらから。
https://yukinoe-event.peatix.com/
*艶子さんとめぐみさん、八王子芸妓のつながりは、以下で詳しく紹介してあります。参照ください。 続きを読む <東京・立川> 映画『フクシマ・モナムール』特別上映会・トークイベント開催 →
2か月ぶりにお座敷に呼ばれていた、まさにその日の地震
艶子さんが約3か月半を過ごした旧釜石一中避難所
2011年3月11日は、2か月ぶりに幸楼のお座敷に呼ばれていた日だった。久しぶりのお座敷がうれしくて、昼前に髪結いを済ませ、近所の小料理屋「火の車」から届いた鯖の味噌煮で軽い腹ごしらえをしようとした矢先の、揺れ。「最初はゆらゆらゆらと弱かった。逃げ場を確保するためにすぐに部屋を飛び出して玄関の戸をを開けた。揺れが止まった、と思ったら、次の揺れは大きかった、ぐらぐらぐら」 続きを読む <岩手・釜石> 追悼 最後の釜石芸者・艶子さん② 津波が流したもの、運んできたもの →
2016年1月6日、最後の釜石芸者・艶子さん(舞踊名・藤間千雅乃=ふじまちかのさん)が亡くなられた。享年89歳。東日本大震災で家を流され避難所暮らしをする中、国内外のマスコミから注目を浴びることになった艶子さんに、私は八王子芸者めぐみさんとのご縁で出会い、何度か取材の時間をとっていただいた。釜石の避難所で、仮設住宅で、そして東京のホテルで――。昨年、企画中の本に収録しようと書いた文章は結局、陽の目を見ず、私のPCの中に眠ったままだ。追悼の想いをこめて、この場に残したいと思う。
2012年6月 「黒髪」を踊る艶子さん(八王子すゞ香にて)
続きを読む <岩手・釜石> 追悼 最後の釜石芸者・艶子さん① 14歳で芸者に。「自分で選んだ道だった」 →
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