カテゴリー別アーカイブ: 芳町(葭町)

<全国花街>駆け足で振り返る、私の2015年花柳界②5~8月 東京・新潟・京都

<5月>

●<東京・浅草>三社祭お楽しみ会 (草津亭、あさくさ)。

<東京・浅草> 三社祭 芸者衆と幇間衆の組おどり

浅草花柳界のシンボル的存在・明治創業の料亭「草津亭」が、5月いっぱいで店を閉めることになった。思い出深い草津亭の大広間で、最後の「三社祭を楽しむ会」。(現在は浅草花柳界内の新店舗「草津亭」で営業中)。まだ築20数年の頑丈な造りの料亭が、空調設備の老朽化や耐震化に伴う高額な改修費用を負いきれないという理由で、やむを得ず店を取り壊し、更地にマンションが建つ……。似たような話は各地の花街で起きている。惜しい、残念だ、と言うのは簡単だが、直接当事者の話を聞くとやむを得ない選択だったのだろうと思わざるをえない。設備の寿命が建物自体の寿命より短いのであれば、せめて簡単に修理・改修できるような設計・建築方法があるとよいのだが。

「草津亭」最後の三社祭
「草津亭」で最後の三社祭

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<東京・芳町>「芸者とお座敷遊び体験」。毎月第2土曜日開催(日本橋・橋楽亭)

外国人も見ず知らずの人も意気投合。お座敷に一体感を生むゲーム

芳町イベント投扇興

●投扇興。落ちた「蝶」に湧き上がる歓声

2015年6月13日(土)、日本橋三越前の商業ビル「コレド室町3」3階の和室「橋楽亭(きょうらくてい)」に、わーっと沸きあがった歓声と大きな拍手。両手を挙げて喜びを全身で表すのはフランス人男性の観光客。芳町(よしちょう)の芸者衆がもてなす「芸者とお座敷遊び体験」で行われたゲーム、「投扇興」の一コマです。

投扇興は、二人で交互に扇を飛ばして木製の台の上の駒(蝶という)を落とし、点数を競い合う優雅なお座敷遊び。江戸時代に遊興場や酒席の遊びとして大流行しました。

投扇興点数表アップ正式には、落ちた扇と蝶の位置関係(銘という)に応じて点数が決められ、銘にはそれぞれ源氏物語の巻の名がつけられています。右図のような珍しい銘は点数が高く、とくに奇跡的ともいえる「夢浮橋」「篝火」には50点の最高得点がついています。

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