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<東京・八王子>「東京ウエストサイド物語」。12月2日放映芸者衆も出演

八王子芸者が〝芸者役〟でテレビドラマに登場

「八王子芸妓衆かわら版」号外 より
「八王子芸妓衆かわら版」号外 より

●12月2日夜10時から NHKBSプレミアム

八王子芸者衆がてづくりで発行している「八王子芸妓衆かわら版」号外が届きました。12月2日(水)夜10時~NHKBSプレミアム「東京ウエストサイド物語」放映のお知らせです。 続きを読む <東京・八王子>「東京ウエストサイド物語」。12月2日放映芸者衆も出演

<ENGLISH・GEISHA>Japan’s geisha, guardians of an ancient culture(source AFP)

●Japan’s geisha, guardians of an ancient culture (source AFP)

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ENGLISH https://www.youtube.com/watch?v=VLood0Utfhs

FRENCH https://www.youtube.com/watch?v=b4suQVlZ5H

narration> Kyoto — the ancient imperial capital and the cradle of  Japanese tradition.   Central to that – the Geisha…famed around the world but little understood,even at home…

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<京都・宮川町><メディア&記事> AFP通信社・京都の芸妓さん紹介動画に出演しました

フランス人ジャーナリスト曰く、「芸者さんの姿を正しく世界に伝えたい」

AFP通信社ビデオジャーナリストのカンタンさん(本人の了解を得て掲載しています)
AFP通信社ビデオジャーナリストのカンタンさん(本人の了解を得て掲載しています)

●AFP通信社からビデオ映像が配信されました。

タイトルは Japan’s geisha, guardians of an ancient culture

英語版 https://www.youtube.com/watch?v=VLood0Utfhs

フランス語版 https://www.youtube.com/watch?v=b4suQVlZ5H8

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<東京・神楽坂> 若手を支える神楽坂の底力。「花みずか会」開催

伸びようとする若手、伸ばそうとするベテラン

●「舞台で踊りたい」。若手の希望で実現した会

神楽坂 花みずか会神楽坂の若手芸者衆の勉強会が、日頃、稽古にあたっている花柳輔瑞佳師匠の「花みずか会」として、10月26日(月)神楽坂劇場(牛込箪笥区民ホール)で開催された。

出演者は、涼也、桃子、小夏、福子、小春、櫻子、史帆、㐂よ乃(敬称略)の8名。若手の芸者衆が長唄、清元、常磐津の、いわゆる「段もの」と呼ばれる本格的な舞踊を舞台で踊る機会はあまりなく、今回は若手のたっての希望で実現した会。知合いの芸者衆からの情報によると、出演者たちはこの日のために費用を積み立てて準備をしてきたという。 続きを読む <東京・神楽坂> 若手を支える神楽坂の底力。「花みずか会」開催

<東京・浅草> 幇間さんも登場。進化する浅草芸者の「お座敷おどり」

幇間芸は外人客にも受けていた

20215 秋●屏風芸で知った英単語は、「鍼=オキュパンクチャー」

2013年秋に始まった浅草芸者の「お座敷おどり」(なんと入場無料!)。2014年春秋、2015年春と続いて、5期目・2015年秋の回が始まりました。このような試みは継続することが難しく、進化し続けることはさらに難しいものですが、初回から見続けてきて、常に新しいことへの挑戦を怠らない主催者の浅草観光連盟と浅草花柳界の心意気が感じられました。 続きを読む <東京・浅草> 幇間さんも登場。進化する浅草芸者の「お座敷おどり」

<東京・全体> 東京芸者はやっぱり〝奴さんだよっ!〟

東京花柳界が「奴さん」で一つになった日

奴さんだよ

「奴さんだよっ!  エ~~~、やっこさ~ん、どち~ら~ゆ~く  ハア こりゃこりゃ……」

あの日から、気がつくと頭の中にこの曲が流れている。東京の芸者衆ならだれでも踊れるお座敷の定番曲「奴さん」だ。そして〝あの日〟とは10月6日、「全国芽生会連合会全国大会東京大会2015」が行われた日。年に一回、各地区持ち回りで全国大会が開催されており、今年は12年ぶりの東京大会である。 続きを読む <東京・全体> 東京芸者はやっぱり〝奴さんだよっ!〟

<石川・金沢>行ってきました「金沢おどり」② 一調一舞&一管

峯子さんが舞台に座っているようだった

2015 金沢おどり2

*PC本体故障による修理のため、しばらく更新が滞りました。少し時間がたってしまいましたが「金沢おどり②」(9月19日観賞)をアップいたします。

●笛の音に、峯子さんを忍ぶ

今年いちばんの話題は、西茶屋街の名妓、小鼓の乃莉さんと舞踊の八重治さんによる「一調一舞」。当HP「もうすぐ金沢おどり①~⑤」でも書いたように、笛の峯子さんと乃莉さんの「一調一管」は金沢の誇る至芸で、金沢おどりの人気演目の一つでした。……が、今年3月に峯子さんが突然逝去。これに替わり、金沢おどりに向けて西のもう一人の名妓・八重治さんが乃莉さんと初めて二人で組むことになったのです。 続きを読む <石川・金沢>行ってきました「金沢おどり」② 一調一舞&一管

<石川・金沢>行ってきました「金沢おどり」。

大和楽ならではのテンポとハーモニーの美しさ

2015金沢おどり1北陸新幹線が開業して最初の、第12回「金沢おどり」(2015年9月19日~22日)が開催されました。初日に観賞。

金沢の格調高い伝統芸能「素囃子」で幕を開け、間に「大和楽でつづる」全八景を挟み、金沢名物「お座敷太鼓」、そして総おどりの「金沢風雅」で〆る、金沢らしさ満載の一時間半。毎年のことながら、舞台はまさに〝動く美しい絵画〟。芸妓衆の姿、仕草の美しさが際立つよう隅々まで計算されつくした演出に、会場から「わーーっ」と静かなどよめきが起こっていました。 続きを読む <石川・金沢>行ってきました「金沢おどり」。

<石川・金沢>もうすぐ「金沢おどり」⑤。芸妓・峯子さんを想う――「一調一舞」へつなぐ

第12回金沢おどり 2015年9月19日(金)~22日(火)

「今年で最後や」と言い続けた大切な芸

北陸新幹線開業を予告する垂幕(2013年9月)
北陸新幹線開業を予告する垂幕(2013年9月)

●金沢に新幹線が通るまで……

私の知る限りではここ5年ほど、峯子さんは毎年「金沢おどり」に出るのは今年で最後や、と言い続けていた。一度「一調一管」を目の当りにするとその大変さがよくわかる。終わったあとそのまま倒れこんで起き上がれなくなってしまうのではないかと思うほどの全力投球だ。「80過ぎると力もなくなる。人と比べられたら腹が立つ。昔は上手だったのにと言われたら嫌なもんやぞ」。そう言いながら、出ると決めた以上、必ず大きな感動を与えてくれる。だからまた来年も……と周囲が引退を許さないのだ。「もう出ません」と断っても「駄目です、出なくちゃ駄目です」「笛を吹けないというなら、舞台に座っているだけでいいです」などと一蹴され、峯子さんは毎年「金沢おどり」で「一調一管」を演じ続けた。いつしか「北陸新幹線が通るまで」は峯子さんの周囲で合言葉のようになっていた。 続きを読む <石川・金沢>もうすぐ「金沢おどり」⑤。芸妓・峯子さんを想う――「一調一舞」へつなぐ

<石川・金沢>もうすぐ「金沢おどり」④。芸妓・峯子さんを想う――「一調一管」

第12回金沢おどり 2015年9月19日(金)~22日(火)

魂と魂がぶつかり合う真剣勝負

金沢おどり 提灯アップ

●〝笛吹きの芸妓はお嫁に行く〟のジンクスを破る

峯子さんが笛を習い始めたのは戦後まもなく、21歳のときだった。選んだ理由は明確だ。一番になりたかったから、である。昔から邦楽の盛んな金沢では明治時代後期に「素囃子」という演奏形式が確立した。お囃子(太鼓、鼓、大鼓、笛)を、三味線と唄を伴奏に演奏する邦楽オーケストラのようなもので、茶屋街の芸妓たちによって連綿と受け継がれてきた。峯子さんが若手のころ、各パートにはベテランの芸妓たちが不動の地位を占めており、入り込む隙はほとんど空いていなかった。ところがただ一つ、笛だけが誰も定着しない。不思議なことに、笛をやり始めるとなぜか縁談がまとまり、芸妓をやめてしまうのだという。 続きを読む <石川・金沢>もうすぐ「金沢おどり」④。芸妓・峯子さんを想う――「一調一管」