<東京・八王子>「東京ウエストサイド物語」。12月2日放映芸者衆も出演

八王子芸者が〝芸者役〟でテレビドラマに登場

「八王子芸妓衆かわら版」号外 より
「八王子芸妓衆かわら版」号外 より

●12月2日夜10時から NHKBSプレミアム

八王子芸者衆がてづくりで発行している「八王子芸妓衆かわら版」号外が届きました。12月2日(水)夜10時~NHKBSプレミアム「東京ウエストサイド物語」放映のお知らせです。

本物の芸者衆が、セリフのある芸者役としてテレビドラマに出演するのは滅多にないことではないでしょうか。「置屋はち乃喜主人なつ鈴役」として登場する、ゆき乃恵の恵さんのインタビューも掲載されています。

かわらばんには めぐみさんのインタビューも
かわらばんには めぐみさんのインタビューも

●料亭・お座敷の枠をこえて

「八王子芸妓衆おもてなし」パンフレット
「八王子芸妓衆おもてなし」パンフレット

同封されていた「おもてなし」パンフレットには、「八王子芸妓衆は料亭、お座敷の枠を越えイベントに出演しております」の言葉が。八王子の芸者衆は、八王子駅ビルロビー、高尾山ケーブルカー駅前特設舞台、病院のロビー、御岳山特設ステージ、八王子まつり特設舞台、などなど、一年を通して屋内外のさまざまな場面に登場して踊りを披露し、八王子芸者の存在を多くの人々に伝えています。その結果、新聞やテレビ番組で取り上げられる回数もうなぎ上り。今回のテレビドラマも、日ごろの芸者衆と、芸者衆を応援する地元の人々の努力の結果だといえます。

料亭の数が減り、芸者衆の入るお座敷も減っている今、「枠を越える」は芸者衆存続の一つのキーワードではないかと思われます。

*八王子では3月に、芸者の小太郎さんが独立して、置屋「菊よし」を構えました。ほかに、あやめさんの「恵美寿家」、「まどかさんの「ゑん家」などがあります。

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