<東京・新橋> 月刊『東京人』に執筆。若手芸者にエールを送る。

「東京人」2015年6月号(都市出版)「競え、舞え!新橋花柳界の若娘たち」 の記事を書きました。

東京人表紙全国の花柳界が一目置く「芸の新橋」。明治維新後、新政府の要人を大歓迎したことから赤坂と共に発展した、日本を代表する格式の高い花柳界です。「芸どころ」としての地位を確固たるものにした発端は大正時代。組合幹部が一念発起し、各流派の家元を専属の師匠に迎えたことでした。以来、各界のトップクラスが接待や遊び場・社交場として贔屓にし、街全体が一丸となって一流の芸者衆を育ててきました。

記事で焦点を当てたのは、「どうしても新橋芸者になりたい」との夢を実現させた二人の若手芸者・小花さんとちよ美さん。新橋花柳界の何が20代の若者たちを惹きつけるのか、彼女たちはこれからどのようにして押しも押されもせぬ「新橋芸者」に育っていくのか。

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<石川・金沢> 北陸新幹線開業と金沢茶屋街と、峯子さん

東京から〝わざわざ〟訪れたい金沢茶屋街の魅力。(北國新聞 1月23・24日)

金沢をどり提灯

北陸新幹線開業(3月14日)に向けての「北國新聞」連載記事、「新幹線は文化を運ぶ」に、茶屋街(花街)が二日に渡り取り上げられ、記者さんの取材を受けました。

金沢には、それぞれ少しずつ雰囲気の違う三つの茶屋街――ひがし、にし、主計町(かずえまち)があり、観光地としても人気です。芸妓数は合わせて40数名。若手も多く、格式、華やかさ、将来性、芸事を習う環境、一般の人々が楽しめる企画など総合力において、私が思うに全国でもトップクラス。何度も訪れている花街の一つです。

以下、新聞記事を元に、遠くからでもわざわざ訪れたい金沢茶屋街の魅力を、芸妓峯子さんにも触れながら、解説します。

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